かぞくにっき

結婚してからのいろいろ。

初めて産婦人科をを訪れた日

 

生理開始予定日から一週間が経って、

妊娠検査薬にも反応が見られた。週数で言うと5周目に入ったくらい。

胎嚢が確認できることも多いと言うことで早速産婦人科を訪れてみた。

不妊治療を視野に入れていた私達はその経験をしている人が本当に多いことを

目の当たりにしていたから、

産婦人科が多くの妊婦さんで溢れているのを見てなんとなく不思議な気持ちになった。

 

その診察で、胎嚢は確認できなかった。

 

排卵日がずれていて週数が早い可能性と子宮外妊娠の可能性を告げられた。

一週間後にもう一度診てみましょうと言うことになったけど、

その日の夜に出血が始まってしまった。

妊娠初期の出血は良くあること、と言う知識はあったけど

いざ自分の身に起こると本当に大パニックだった。

手と足が震え、そのまま倒れそうになったけどなんとか冷静になって

まず病院に電話をした。

出血量が増えたり、お腹が酷く痛む様なら診察になるけど

それ以外には様子見しかできないらしい。

何せ私はまだ胎嚢が確認できていなかったから、診察しても判断が難しい様だった。納得。

 

なるべく身体を動かさないようにしていたけど、

だんだん出血の量は生理と同じくらいになってしまった。

こうなるともう、さすがに今回はダメだったんだなあと思わざるを得なかった。

とめどない出血が怖くてトイレに行けなかった。

幸いあまりお腹は痛くなかったけど、お医者さんが言う基準の出血量かな?と思ったので

夜間診療で診ていただいた。超音波検査をして、

赤ちゃんがいる袋の中身が出てしまっている様に見える、とのことだった。

一応血液検査のための採血をして、

あとはもう余程の出血量や痛みが出ない限りは様子を見ることしかできないことを聞いた。

確定診断は一週間ほどしたら出るらしい。

 

 

夜間診療の時、病院にお願いして特別に夫も付き添いで来てもらうことができた。

心強かったけど、二人ぼっちの暗い待合室の光景は忘れられないと思う。

 

このくらい妊娠初期の流産は確率としては低くなくて、

それは母体がどうだったとかそう言う話ではないことも理解していた。

でも、どんなにありふれていることだとしても、

私にとっては初めてのことだから。

陽性の反応を見られた時、自分の身に起きたことと信じられないくらい、

本当に嬉しかったから。

 

もしお別れだったら寂しい。悲しくてやるせない。

今はそれしか言えない。